皆さん、こんにちは。今日からノウカテレビのブログ始めます。
フルーツトマトとはどんなトマトなんでしょう。フルーツのように甘いトマトで、フルーツトマト専用の種から栽培すると思っている方も多いと思います。
でも、実はフルーツトマトとは商品名で、フルーツトマト専用の種があるわけではありません。品種は、大玉トマトと同じ桃太郎系の種を使っている農家が多数派 です。うちも桃太郎系の品種を採用してます。
それでは、同じ桃太郎系の種を使って栽培しても、大玉になったり、フルーツになったりするのは何故でしょうか。 これは栽培過程に 大きな違いがあります。フルーツトマトの栽培では、栽培期間を通じて、水やりの量をかなり制限します。そうすることにより、小ぶりで味が濃縮されたフルーツトマトになります。
フルーツトマトの定義は、高知では糖度8度以上のトマトのことをいいます。ちなみにうちのサントマトは、現在平均糖度は9度ぐらいです。
フルーツトマトは値段が高いというイメージがありますが、これには理由があります。これには水分量を制限して栽培する栽培方法がおおきくかかわっています。水分量を制限することにより、通常の大玉とまとの3分の一ぐらいの大きさになりますので、トータルの収量も3分の1ぐらいになります。実際は、水分量を制限することにより、全体の花の数も減りますので、収量はもう少しすくないかもしれません。そういう理由で、フルーツトマトの値段は高くならぜるを得ません。
うちでも、高品質なフルーツトマトをちょっとでも多く取ろうと、毎年努力しておりますが、なかなか自分が考えているようにいかないのが現状です。それでも色々なことを試しながら、高品質なフルーツトマトをたくさん収穫できるように頑張りたいと思います。