ファーム輝、ミニトマト主力品種、アイコです。ミニトマトの鈴なり状態はきれいで、ハウス内でいつも見入ってしまいます。
ところで、この前もブログで書いたのですが、現在割れる実が大変多いです。生育初期は水分状態が安定しないので、ちょっとした水分過多や湿度の変化で、すぐに割れます。農家仲間とも対策を話したのですが、初期の割れを防ぐ決定的な対策は今の所なさそうです。
段数が上がり、割れが落ち着くのを待つだけなのが現状です。今は辛抱の時ですね。
フルーツトマトの実の色付きが進み、赤みを帯びてきました。
糖度の高い実は、オレンジから赤に変わり、最終的には深い赤になり、これが完熟状態です。
それに比べて、糖度の低い実は、ピンクに色付いてくるので、その段階で、糖度の高低が大体判断できます。
日本に今出回っている大玉トマトは、実はピンク系の品種で、通常栽培ではピンクに着色します。これに対して、西洋の調理用品種は、赤系の品種が多く、赤く着色します。
ファーム輝での糖度を上げる栽培では、桃太郎トマトのようなピンク系の品種も赤色に着色してきます。
この赤色に着色することにより、リコピンを豊富に含むトマトになります。
一度、私の高校の同級生が務める食品メーカーで、リコピン含有量を調べてもらったことがあるのですが、通常のピンク系トマトの倍以上のリコピンを含んでいるという結果がでました。
なので、フルーツトマト栽培では、糖度も上がると同時に栄養価も濃縮されて上がるようです。
皆さん、糖度も栄養価も高いフルーツトマトを是非召し上がって下さいね(*^。^*)。